ハロー!ロバート・パーマー!

ブルーアイドソウルヴォーカリスト、ロバート・パーマーのファンブログ

1976年のニュー・スター登場(76.3 ミュージックマガジン)

現在私が入手した資料の中でもっとも古いのがこちら、ミュージックマガジン、1976年3月号。企画としては「今年(日本で)デビューしたUKミュージシャンを紹介するやで〜」というもの。

 

片面1ページ、若かりしパーマー氏が登場。

 

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は~ん、いい笑顔(そして若い!)

 

記事によると、日本では「プレッシャー・ドロップ」が先(1976年4月20日)に発売された模様。そもそも「スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー」は74年発売で、「プレッシャー・ドロップ」は75年発売のようなので、日本に名前が知られるのに少し時間を要したんですね。昔は大変だったんだなあ。

 

記事内ではヴィネガー・ジョーの解散にも少しだけ触れていたので、もしかしたらこれより前の記事にロバートについて書かれていたかもしれませんな。また漁る必要が出てきたのか・・・

 

なんとも切ないのが、

ヴィネガー・ジョーではどうしても彼女*1の影に隠れがちだった

やっぱりそうだったのね・・・。

パワフル、メイク濃い、なんかド派手、のお姐さん(姉じゃなくて姐って感じ)が隣にいたら誰でも霞みますわ。それでも、その影に隠れていたという彼は、時間はかかるけど、世界に名を轟かす名ヴォーカリストになるんだから、ロマンを感じざるを得ないです・・・夢がある。

 

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確かに隠れとるが(コーラスだけじゃん)

 

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ロン毛だ・・・

 

ううむ、髪が短いほうがやっぱりかっこいい!最高です。往年のロバート好きにはスーツじゃないのが新鮮に見えます。おしゃれさんであることには間違いないですが。というかこのバンドがあの「Old Grey Whistle Test」に出てたってのがまず驚き。もしかしてソロキャリアでは出てないのでは・・・?さすがにそれはないと思いたい(だとしたら少しショック)。

 

確かにヴィネガー・ジョーはかっこいいけれど、その後の「スニーキン・サリー〜〜〜」聴いたらわかるようにソロはもっと洗練されてるし歌も歌い方もかっこいい。(ソロデビューしてくれて本当にありがとうございます~~~~)

 

 

紹介に話を移しましょう。

生まれはイギリスのヨークシャー、その後マルタ島へ移住、イギリスに戻ってからはオーティス・レディングなどR&Bシンガーに惹かれていったがレコードは手に入りにくかったらしい。この「レコードが手に入りにくかった」という話はマルタ島での話のような気もするけど、こちらではそう紹介されています。

15歳のとき学友たちとバンドを組んだが、ストーンズのコピーばかりでガッカリし、スティーヴィー・ワンダーマーヴィン・ゲイを教え込んで演奏していたという。とあるインタビューでは、ことあるごとにストーンズややdisり気味に話に出していたけどまさかこの経験から…?

 

19歳、アラン・ボウンにヴォーカリストとして参加。その後ダダのギタリストピート・ゲイジに気に入られ、さっきのお姐さんのお誘いに乗って72年ヴィネガー・ジョーに加入した、というのがソロ前の音楽活動。なるほど。勉強になりました。

アラン・ボウンもダダも未確認なので確認せねばな~。 

 

 キャリアは15歳からのスタート、か。それにしては遅咲きと言われてしまうのも無理ないのかあ。

*1:エルキー・ブルックスのこと、ヴィネガージョーの紅一点ボーカル。ソロアルバムもA&Mから出しているらしい