ハロー!ロバート・パーマー!

ブルーアイドソウルヴォーカリスト、ロバート・パーマーのファンブログ

改&続進行中)地球は女でまわってる?!

~~はじめに~~

4/17に投稿した記事ですが、私の英訳が間違っていたことが判明…!いやはや、とってもお恥ずかしい~~~…

 

i-am-a-palmer-girl.hatenablog.com

 

旧記事には大切なコメントもいただいているので前の記事は消さずに、加筆修正したものを新しく投稿します~~~;;(Nagi様いつもありがとうございます~!!!)

(ので、前の記事は””とつけております。旧からも改に飛べるようにしておきます飛べます)

~~それでは以下本文です~~

 

 

 

始まりました、一曲入魂コーナー!!!*1

 

 

記念すべき(?)1曲目はこちらにしました。

 

Man Smart Woman Smarter

youtu.be

かっこよすぎィ!

 

カリプソソングとして有名な「Man Smart Woman Smarter」のパーマーバージョンだ~~~~~!!!!!邦題は「いかした女」。いいのかそれで。

 

オリジナルはこちらに収録↓  

サム・ピープル(紙ジャケット・生産数限定)

サム・ピープル(紙ジャケット・生産数限定)

 

 オリジナルCDは入手困難なので、

Man Smart, Woman Smarter

Man Smart, Woman Smarter

  • provided courtesy of iTunes

配信が良いかもしれない。まあ我はApple MusicなんですけどねHAHAHA!本当はCDが欲しいけど!

 

本人監修のリミックス

Vol. 2-Addictions

Vol. 2-Addictions

 

ありがたいことにこのアルバムはパーマー氏ご本人のライナーノーツがあり読み応えバツグン! 

※この2バージョン、各種ベストアルバムに注釈なしで収録されており、どっちのバージョンかわからないので注意が必要。しかもこの曲に限ったことではない。レコード会社適当すぎるだろ!

 

 リトル・フィートとコラボのセカンドファンク。さすがリズム狂パーマー氏。リミックスバージョンは音の厚みがすごい。まるでハードロックに仕上がっております。パーマー氏こういう音本当に好きだったんだな…

 リミックス盤のライナーノーツ(英文)を頑張って読みました。中学生英語すらままならない私の翻訳による解釈なので99%くらい誤訳してそうなのですが本人によると、

って言ってると思う!←すごいバカっぽい

この曲のアレンジにはリトル・フィートの協力によるところが大きいようです。

 

氏、曰く、 

Later on The Carpenters, of all people, covered this and copied my arrangement to the note.
A compliment I guess but I still can’t understand why.

 「後にカーペンターズが、他にいろんな人たちのもあるのに、よりによって自分のアレンジをカバーしてくれた。ホメてくれてるってことなんだろうけど、マジで何でかわからん*2

 

 

カバー動画 

 

パッセージ (カーペンターズのアルバム) - Wikipedia

 えーっ、そうなの。じゃあカーペンターズver聴くわ。

 wikiにはセカンドラインファンクとして紹介されちゃってます。間違ってはいない。が、聴いて一発でわかるパーマー感。ていうかまんまです。

youtu.be

youtu.be

コラボ! 

 

「他にいろんな人たちのもあるのに」というならじゃあ他の人も聴いてみようじゃないの。

元スモール・フェイセスのロニー・レーンがロックンロール

youtu.be

 

カントリー歌手のロザンヌ・キャッシュがのほほんと

youtu.be

 

アンディ・フェアウェザー・ロウとクラプトンが

youtu.be

 

 かのグレイトフル・デッドもやってます。一時期、ビーン・ベアにハマってぬいぐるみ集めてました

 youtu.be

  これは原曲(後述)のメロディでカバーしているみたい。どうもデッドのこの曲のカバーのほうが有名みたい。YouTubeでの検索はダントツでこっちが引っかかります。本人たちもお気に入りの1曲のようで80年代から10年近くライブでやってたらしい。

 

 こんな感じで、いろんな人が自分がやっている音楽のジャンルでカバーしてる!けど、カーペンターズのはマジでまんまだ!びっくりするくらい同じだ!確かになんでなん!

 

 

原曲

本来の原曲はKing Radioという人らしく。

youtu.be

 パーマー少年が聴いていたのはこれでしょう。このハリー・ベラフォンテの曲が最もメジャーと思われます。

youtu.be

 

 歌詞

 あと歌詞については、

The lyric, although facetious, is by and large O.K. by me.

 ふざけてるけど、まあオッケーかな。みたいな感じ?

 

ちなみに歌詞は、

 Robert Palmer / Man Smart Woman Smarter

 

Let us put man and woman together
男と女を一緒においてみて
And see which one is smarter
どっちがかしこいのか確かめてみよう
Some say men but I say no
誰かは男だといったが僕は違う
The women got the men like a puppet show
だって女は操り人形のように男を従えているでしょう

 

Ain't me, it's the people they say
僕じゃないよ、それはみんなが言ったこと
The men are leading the women astray
女を道に迷わせているのは男だと
But I say, it's the women today
僕が言ったのは、昨今の女性は
Are smarter than the men in every way
あらゆる面において男よりかしこいってこと

That's right
その通り
The women are smarter
女のほうがかしこい
That's right
その通り
The women are smarter
女のほうがよっぽどスマートだ


A little boy sat down and cried
男の子が座って泣いていた
An old man passing asked him why
そこに老人が通りかかって彼にどうしたのと尋ねた
He said I can't do what the big boys do
彼が言うには、大きな子たちのすることが僕にはできない、と

Old man sat down and he cried, too
老人も彼と一緒に座って泣いてしまった

  出典:https://www.azlyrics.com/lyrics/robertpalmer/mansmartwomansmarter.html

 

原曲の歌詞は、

Harry Belafonte / Man Smart (Woman Smarter)

 

I say let us put man and a woman together
“男と女を並べてみて
To find out which one is smarter
どっちがかしこいかハッキリさせようじゃないか“
Some say man but I say no
「男」って言うやつもいるけど俺は違うと思うね。
The woman got the man de day should know
男は女の言いなりだ。そのうち分かることになるだろうよ。

And not me but the people they say
それで、俺は言わないよ。でもやつらは言うんだよ。
That de man are leading de women astray
女を道に迷わせるのは男だって。
But I say, that the women of today
でも俺ならこう言うね。今どきの女は
Smarter than the man in every way
何をやらせたって男よりかしこいんだ。
That's right de woman is uh smarter
そうだ、女の方がかしこい
That's right de woman is uh smarter
その通り、女の方がかしこい
That's right de woman is uh smarter, that's right, that's right
そうだ、女の方がかしこい そうだそうだ

Ever since the world began
天地が創造された時から
Woman was always teaching man
男を教える側に回っていたのはいつも女だった。
And I you listen to my bid attentively
俺の爆弾発言、しっかり聞けよ。
I goin' tell you how she smarter than me
あの女の方が俺よりどれだけかしこいか教えてやるからよ。

Samson was the strongest man long ago
昔々のサムソンはとても強い男だった。
No one could a beat him, as we all know
Until he clash with Deliah on top of the bed
みんな知ってるように、ベッドの上でデリアにやられるまで、あいつに歯が立つやつはどこにもいなかった。
She told them all the strength was in the hair of his head
サムソンの強さの秘密は髪の毛にあることを、デリアはみんなに教えたんだ。

You meet a girl at a pretty dance
Thinking that you would stand a chance
Take her home, thinking she's alone
Open de door you find her husband home
いかしたダンスを踊ってる女の子に会って
チャンス到来とあんたは思う。
その子は一人だと思って
家まで送って行って
ドアを開けたらその子の亭主だ。

I was treating a girl independently
おれは自分の彼女に、したいようにさせてやっていたもんだ。
She was making baby for me
そいつは俺のために赤ちゃんを作ってくれて
When de baby born and I went to see
生まれた時に見にいったら
Eyes was blue it was not by me
目が青かった。俺の子じゃない。

Garden of Eden was very nice
エデンはとてもよいところだった
Adam never work in Paradise
楽園ではアダムは働いたことなんてなかった。
Eve meet snake, Paradise gone
イヴが蛇に出会い、楽園は失われた
She make Adam work from that day on
彼女はその日からアダムを働かせた

Methusaleh spent all his life in tears
メトシェラは涙のうちに一生を過ごした
Lived without a woman for 900 years
女なしで900年も生きた
One day he decided to have some fun
ある日、彼は楽しもうと決めた
The poor man never lived to see 900 and one
哀れな人間という存在が、901歳まで生きることのできたためしは一度もないのだ。

 

 

 出典:https://www.azlyrics.com/lyrics/harrybelafonte/mansmartwomansmarter.html

 

 これもだいぶ違いますね。

こういうの自分で訳せるようになればご紹介も捗るのになあ、などと思う今日この頃。。。

 大変なご協力を得て、なんとか訳すことができました。

nagi1995.hatenablog.com

 本当にありがとうございました!!!!!!!!!

 ※赤字は私が、青字はNagi様によるものです

 

 大変恥ずかしいことなのですが、この曲を聴くまでは”カリプソ”というジャンルを知りませんでした。パイレーツオブカリビアンのやつしか知らなかった。

 カリプソ (音楽) - Wikipedia

 wikiの解説を丸々信じていいものか、ちょっと悩ましいところではあるのですが、このジャンルが生まれた経緯を考えるともしやこの曲なにかすごいメッセージがあったのでは…?とか思ってしまうんですけど、どうなんでしょう。この曲メッセージ性あるのかな…?パーマーさんは曲のバックボーンも大切にする人だから、きっと改変(悪)はしていない…はず。

 

 ずっと引っかかっていた上記部分、あまりにも身構えすぎてやべー歌なのではないかとひやひやしていたのですが、要は「いくつになっても男ってバカだよね」という歌でした。ふひー。なんか考えすぎてめっちゃこんがらがってしまった。

 

 

 

 でも…

旧記事で書いていた、私の勘違い「パーマーさんのアレンジがまるでハリー・ベラフォンテ版のように扱われていて、元来のバージョンとパーマーさんアレンジバージョンの2パターンのカバーが存在している」というところなのですが、違うとはわかりつつも、ひとつギモンが浮かびます。

 

歌詞」の部分に記述した2つの歌詞。お分かりの通り、パーマーさんバージョンはかなり短くなっています。なんで違うの?

 

 ・・・・・・

 

ちなみに。

A lot of the lyrics – it’s a calypso – were trite but Little Feat really dug it and they sing the back-up vocals.

 私、なにをどう勘違いしたのかこの文章を「歌詞をいじった」と読みとっていたのです。これ、歌詞をいじったという意味にはならないですよね…。なにやってんだか…。

 

・・・・・・ 

 

 もしかしてパーマー氏よりも歌詞やメロを先に書いている人がいる…?

 

Man Smart (Woman Smarter) - Wikipedia(英語)

 

wikiに記述は特になし。ぐぬぬ

 

www.whitegum.com

ふひ~。こんなのを見つけた。どうもなんだか、ベラフォンテ氏はじめとするカリプソの方たちは歌うたびに歌詞をちょこちょこ変えているらしい。ということは、パーマー氏が歌っている歌詞のバージョンをベラフォンテ氏が歌っているものがあるのかもしれない。(前述の通り、パーマー氏が幼少期に聴いたというのはベラフォンテだったと回顧しているから。この訳は間違っていないはず笑)

 

以上のサイトに載っている歌詞、

Ever since the world began
Women been imitating the ways of men
But listen cause I've got a plan
Give it up, just don't try to understand

という部分はパーマー氏のバージョンにはない。でも実はライナーノーツで、

Again this is a pruned down re-mix, a massive edit with no overdubs – all live – from an original 12 minutes.

と言っているのです。これってオリジナルは12分あってそっから切り取ったってことですよね?もしかしたらこの部分も歌っていたのかもしれない。

 

デッドが初めて(?)この曲を披露したのが81年。パーマー氏のバージョンは76年発売です。時系列的にはパーマー氏のほうが先です。念のため。

 

 

…疲れた。。。初っ端に大変な曲を持ってきてしまった。こんな大事になるとはおもわなんだ。

とりあえず、この謎は”進行中”ということでしめます…ひゃー疲れた。

 

はい、謎はあっという間に解けました。

コメントでいただいた、「特徴的なフレーズをまるごと検索」

なんで思いつかなかったんだろう…

歌詞はジョーン・バエズがアレンジした模様です。フォークなんですね。

ジョーン・バエズ - Wikipedia

これが元でした。

ただ、やっぱりメロディーは元々のものです。

 

パーマー氏のメロは、Bメロの動き方がちょっと違うんですよね。譜面におこさないとだめ?いやでも大丈夫ですよねわかりますよね!(強制的)

あと特にここ、

  • ベラフォンテver

♪~That's right de woman is uh \smarter!/

に対し、

  • パーマーver

♪~\That's right de woman are smarter.That's right de woman are smarter./ wow!

なわけですよ、わかります?\ /の位置が違うんですよ!斜線はコーラスの部分を示してます笑。

 

先にご紹介したいろんな人の動画、メロ聴くとパーマーverなんですよ。しかもどれも全部パーマーverの発売以降にやっているはずなんですよ。これもまた元ネタがあるのかなんなのか。。。謎は深まるばかり。。。

*1:タイトルは桑田佳祐さんのラジオで昔やっていたコーナーのパクリです!

*2:Nagi様にご協力いただいた翻訳です。いつもありがとうございます!