ハロー!ロバート・パーマー!

ブルーアイドソウルヴォーカリスト、ロバート・パーマーのファンブログ

ラブ・レター・フロム・ニポン


20111124 002カナダからの手紙






拝啓

風薫る季節となりました。いかがお過ごしですか。そちらでは相変わらず歌を歌ってお酒を飲んでタバコをふかしているのでしょうか。


こちらを離れられてから15年が経とうとしています。相変わらずレコード会社は仕事をしていません。あなたからも何か言ってやってください。ベストばっかり多い歌手にはなりたくないとおっしゃっていましたよね。あなたのことですから未発表作品がまだたくさんあるのではないですか?
それにボックスがめちゃくちゃ高騰しています。転売ヤーを駆逐するためにも再発するように働きかけてもらえませんか。…でも、あなたのことですから、そういうことをするのは嫌がりそうですね。
まだファンはあなたの帰りを待っています。他のアーティストのファンよりはだいぶ声が小さいかもしれませんけど、みんなあなたのことが大好きです。あなたを唯一無二の存在だと信じて疑いません。ですから、できることなら早く、戻ってきてくださいね。いつでも待っています。






さて、話は変わりますが、私が思うに、あなた、生まれ変わってませんか?

karapaia.com

イルカがフグの毒でトリップしていると話題になりました。
誰かが「ちょっとこれ気持ちよくなれるぞ」気が付いて、と書いてあるけれど、もしかして発見した、いや、トリップできると教えたのはあなたではないですか?






あなたはイルカが大好きでしたよね。胸にイルカの銀のブローチをよくつけていたり、CDのデザインにイルカを描き入れたり。それに、いつか「生まれ変わったらイルカになりたい」と言っていましたね。歌手じゃなかったら海洋学者になりたかった、とも。イルカも海も大好きだったんですね。
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ドラッグとお酒もしょっちゅう嗜んでいたでしょう。元同僚(ヴィネガー・ジョー)のエルキー・ブルックス嬢があなたが亡くなられた後に出した自伝には、
”彼は大酒飲みでドラッグもやって、だから身体に良くなかったんだと思う注)私の誤訳かもしれない)”
なんてド正論書かれていましたよ(注)私の訳が合っているという前提で)。
彼女が言うようにドラッグが好きならこういうことを真っ先にやっていて、他のイルカたちに教えていてもおかしくない、だからこの画像を改めて見て、あ。もしかしたらパーマーさんイルカに生まれ変わったのかも、なんて思ったんです。どうですか?






正直に、わがままを言わせてもらえば、もっと生きていてほしかったです。もしかしたらあなた自身もこんな形で人生を終えてしまうとは想像していなかったかもしれません。でも、でも、やっぱり亡くなるには早すぎです。かなりの月日が経っていますが受け入れられないファンも多くいます。どうしてそんなに早くに逝ってしまわれたのですか。
もし来日したらビルボードでライブしてくれたんじゃないか、とか、いろんな音楽が好きなあなたですからもEDMなんかにもチャレンジしていたかもしれないな(それは無いか)…なんて想像してしまいます。あなたより年上のポール・マッカートニーは未だに現役です。人生はなんだか不公平だなと感じてしまいます。


2003年以降、あなたの話題が全て「たられば」で語られてしまうのがとても残念で仕方がありません。私があなたを知ったとき、亡くなられたばかりでした。だから私はリアルタイムであなたを見たことがありません。それが何より悔しくてたまりません。もっと早くに生まれていれば。同じ空間で歌声を聴きたかった、ステージを見たかった。もう何一つ叶いません。このどうしようもない喪失感とこれからも向き合っていかなければなりません。あなたが素敵なばっかりに、忘れることもできません。なんという罪深いお方なんでしょう。




死後の世界とかそういう類のものは信じていないけれど、でも、もしあなたがイルカになっているなら、それはそれでとても嬉しいのです。あなた自身が「生まれ変わったらイルカになりたい」と言っていたから。むしろそうであって欲しいなと願ってすらもいます。
「自由」が一番似合っているあなたがイルカになっているなら、私もとても幸せです。大海原を自由に遊んで歌って元気に過ごしてくれていることのほうが、ただ漫然と死を受け入れるよりはなんだか少し希望がある気がして、それに、あなたの望んでいる未来が実現しているから、私も嬉しいのです。




これからもあなたのいない世界でなんだかんだと生きていかねばなりません。とても寂しく辛いです。
もしかするとあなたのことを覚えている人は少なくなっていくかもしれません。”忘れられる”というのは自然の摂理だと思いますが、どうしても私は諦めたくなくて、ブログをはじめてしまいました。こういうことをするのはあなたの望むところではないような気がするけれど、あなたの楽曲は後世に受け継がれていって欲しいと本気で思っています。あなたに迷惑はかけないので、これからも熱心なファンでいさせてください。そしてこれからもずっと大好きです。


大好きな歌はずっと続けてくださいね。どうぞお体には十分に気をつけて。あ、お酒もドラッグもほどほどに。
極東より愛を込めて。

敬具








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ここまで書いて思ったけど、英語で書かないと伝わらんよな。ていうかラブレターというよりファンレターだな…
はっはー、なかなか恥ずかしい。正直消したい笑
最初の動画はタイトル拝借しただけです。本文と関係ない。
なんで知ってるかって?そりゃテレビっ子だったので……






最後に、推しが作った数あるバラードの中で、私が一番好きな曲を置いていきます。



Get it Through Your Heart Live Robert Palmer






ーー今週のお題「あの人へラブレター」